歯肉退縮とは何ですか?
こんにちは!歯科医師の市川です。
今回は歯肉退縮についてお伝えします。
当院に来院される方の中でも
「歯茎が痩せてきた」「歯が長くなった気がする」と
訴えられる方が多くいらっしゃいます。
そうした歯茎が下がり歯の根が露出した状態を
歯肉退縮と呼びます。
歯肉退縮によって生じる問題としては
- 審美性(見た目)が良くない
- 知覚過敏を起こしやすくなる
- 食べカスが詰まりやすくなる
- 歯の根が虫歯になりやすくなる
などがあります。
また、歯肉退縮には2種類あります。
まず1つ目は、
ブラッシング(歯磨き)不足による歯周病の進行により
起こる歯肉退縮で、炎症性歯肉退縮と呼ばれるものです。
2つ目は、過度なブラッシング圧で磨きすぎることによって
起こる歯肉退縮で、非炎症歯肉退縮と呼ばれます。
その他、歯並びや咬み合わせ、加齢などの様々な要因が
重なって歯肉退縮は起こっていることが考えられます。
歯肉退縮の原因や状態次第では外科的な治療法等で
改善できる場合もありますが、歯肉退縮は一度起こってしまうと
回復させることが非常に困難となってきます。
上記の通り、歯肉退縮にはブラッシングが大きく関係していますので
適切なブラッシング方法を身につけることが大切になってきます。
まずは担当の歯科医師、歯科衛生士にお気軽にご相談下さい!!